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執筆者の写真NPO法人 みんなのダンスフィールド

のはらハみどり第4期第2回目活動報告(2023/10/1)

 小春日和という言葉に似つかわしい気候になって参りました。

 みどりアートパークのオープン・デーも気がつけば今週末の7日に迫っています!

『のはらハみどり』4期の2回目は前回から一週間と空けずの開催となりました。


 その甲斐あってか、前回Aコースに初めて参加してくれたお子さんもスムーズに溶け込んで、のはらで体を思いっきり動かすことの楽しさを全身で表現してくれていました。

 初めて見学しに来てくれたお子さんも、おそるおそる輪の中に入り、大事に抱えていたポケモンと一緒に踊ってくれました。人見知りしたり緊張したりすることもあるけれど、彼女の今できる精一杯の表現を見せてもらえてとても嬉しかったです。

新聞紙のタコに混じってポケモンもいます!


 みんなで粘土や大きな綿あめになりました。子どもたちから「美味しかった!」との声も聞かれて、五感を総動員してイマジネーションを楽しんでいることが伝わってきました。

 

 オープン・デーの作品練習こと〝発表ごっこ〟も欠かせません。一週間ぶりですが子どもたちも自分たちが何をやるか覚えていてくれました。

 トビウオやタコだけでなく、クラゲやホオジロザメなど、水族館にも負けないバラエティに富んだ海が現れていました。


本番で使うタコの凧とも仲良しになりました!


 Bコースは、はたしていつ開始したのか思い出せなくなるほど自然にみんなが踊り始めていました。「始めまーす!」など声をかけずとも自発的に表現が生まれる、これぞ〝のはら流〟です。

 初参加の方でもウォーミングアップを兼ねた導入で体を動かしているうちに、自然と、気がついたら〝てあわせ〟もできてしまっているのが不思議な魅力です。

 人数の関係でグループごとに交代でオープン・デーの練習をしました。みんなで楽しいことしよう! というクリエイティブでワクワクする雰囲気です。


2グループに分かれた作品練習。面白そうな表現はマネして取り入れちゃおう!


 さらに当日の段取りの練習も兼ねて、参加者の女の子が発表する作文の朗読もありました。みんなのダンスフィールドの活動を小学生である彼女の立場から真っ直ぐ受け止めてくれています。

 インクルーシブダンスの持つ可能性。コミュニケーションによってみんなと仲良くなれるかもしれないという希望を「伝えなきゃ!」といても立ってもいられなくなっている気持ちが嬉しかったです。


彼女の作文にも表れている真っ直ぐでのびのびとした表現です。


 Cコースのテーマは〝作品世界を感じる瞬間〟であり、〝イメージを育む声かけ〟を軸に練習しました。

 その場にいれば声を交わさずとも手を触れずとも、目が合うだけで表現というものは影響を受け合い与え合う。非言語コミュニケーションが波のように重なり合って、美しい瞬間が生まれ続ける。ファシリテータが特別な指示で作品世界を作り上げてコントロールするのでなく、表現の萌芽に脚光をあてて、参加している全員がファシリテータであるかのように、同じ時代同じ世界の中に存在している奇跡を言祝ぐものなのだと学びました。


新聞を介して饒舌に身体が語りかけます。


 10月7日はみどりアートパークのオープン・デーです。4月から積み重ねてきたのはらハみどりのパフォーマンスを行います。

 どんな人でも一目見たら踊りたくなっちゃう楽しいステージです。ぜひみどりアートパークのホールにお越しください。


・オープンデーの詳細はこちら


(文:磯貝雨琴/写真:A.C 水野伊吹 B:高嶋柚衣)

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