今回のCコース(ファシリテータ育成講座)は、みんなのダンスフィールドメンバーと合わせて7名という少人数で、密度の濃い時間を過ごすことができました。

最初は、「ファシリテータに寄り添う」というテーマでワークショップの振り返りを行いました。
参加者からは、下記のような意見が挙げられました。
・自分の知らないところで誰かがサポートしてくれているから、ワークショップの進行がスムーズにできていると実感した。
・「一参加者」として参加してしまい、ファシリテータのサポートは思うように出来なかった
・サポートが必要なところには気がつくことが出来たが、気づいた後行動に移すまでに時間がかかり対応が後手になってしまった。

続いて、「イメージをつくる」をテーマに声かけのファシリテーションレッスンを行いました。
2人組になり一方が声をかける側、もう一方が声かけを受けて動く側となって、「雨が降ってきました」という一文から相手の声かけにあわせて動いていきます。
私は、自身が声かけを受ける立場のときに場面展開の速さを感じ、自分が思っている以上に、ファシリテータ先行の声かけが参加者のイメージやスピードとズレがあることを、実感しました。

そこで西先生がファシリテータ主導で物語を展開していくのではなく、相手の表現を汲み取って声かけをしてみようとアドバイスをされました。
すると少しずつ、自身とファシリテータの世界の歪みが無くなっていき、自由に心地良く動けるようになりました。
ただ自分が声かけをする側になると、相手の表現を受けて直ぐに言葉で返すことが難しく、次はどんな声かけをしたら良いだろうと言葉に詰まってしまう瞬間もありました。
頭で考えるのではなく、もっと直感的に言葉を発することができるよう、日頃から言葉の引き出しを増やす努力をしなければならないと感じました。

最後は高嶋 柚衣さん(のはらファシリテータ)のプレゼンテーションを行いました。
高嶋さんは、「どんな人も自分を表現する権利があるし、もっと楽しんで自信を持って全ての人が人前に出て自己を表現してほしい。『違う』ということは怖いことではない、人と違うということは豊かだし、『違う』は面白い、『違う』は良い!ということを、1人でも多くの人に伝えていきたい。」とお話されました。
高嶋さんらしい、清く澄んでいて素敵なご発表でした。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
次回、第2期最終回のワークショップでお会いできることを楽しみにしています。
(文:水村 麻理恵/写真:水野 伊吹)
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