『オンラインでつながる』〜オンラインを活用した表現〜
3月14日、私が中学生まで通っていた特別支援学校の後輩であり、友人である2名とオンラインで身体表現ワークショップを行いました。2名ともオンラインを通じて身体を動かすのは初めてということでした。
2人と表現を通して、つながれることを楽しみにしていました。ところが、当日ある問題が生じてしまいました。
実施を予定していた、オンラインツールにログインすることが出来なかったため、普段から活用しているソーシャルネットワーク・ツールで行いました。そのツールは録画機能が付いてなかったので、私がスマートフォンを手で持ち、表現している様子を撮影しながらファシリテーションを行いました。
また、Wi-Fi環境がなかったため、表現していてもフリーズ(動作しなくなること)してしまうことが多くありました。
コロナ渦で外出することも少なくなり、日常生活でも運動することがないということなので、道具(テッシュペーパーや折り紙)を使ったプログラムも準備していましたが、今回は道具を使わずに行いました。
からだいっぱいに伸ばしたり、手をあわせたり、指でつながったりしているだけで、2人の思いが伝わってきました。
<ワークショップ当日の様子>
参加者の方から感想をいただきました。
・「オンラインで動けるかどうか不安だったけど、コロナ渦でからだを動かすことが出来てよかったです。」
・「オンラインって流行ってるからいいと思う。2人とやれてよかった。」
ファシリテータとして、一瞬でも表現の場がでも創れたのは嬉しかったのですが、インターネットによる通信環境によって、困難が生じたため、おもいっきり表現の場を提供することが出来なかったのです。その問題に私自身も動揺してしまいました。
今回のワークショップを通して感じたことは、対面でのワークショップより気楽に参加できるため、家に居ながらでも簡単に表現でつながれると思っていました。そんなことはなく、対面であってもオンラインであってもファシリテーションの課題は多くあると感じました。
最後に、ワークショップにご協力いただいた友人2名の方に改めて感謝申し上げます。
(加藤 芳史)
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