4月10日、友人1名とオンラインで身体表現ワークショップを行いました。
友人は、過去に対面で身体表現ワークショップを経験したことがある方で、オンラインでは今回が初めての参加という方でした。
ワークショップは、最初に軽くウォーミングアップをして、その後に自由に身体を動かして表現するパートとストーリーを表現するパートという構成でした。
その中で感じた表現の気づきとファシリテータとしての気づきを1つずつ紹介します。
まず、表現の気づきはオンラインでの実施だったからこそ感じたことです。
“小さくなる”という声かけのとき身体を縮めるように丸まって、“大きくなる”という声かけのとき身体をのけ反って手を上に伸ばすというように、対面でのワークショップで行っていたように表現する場面がありました。しかし、これを画面上で見ると、小さくなった時に大きく見えて、大きくなった時に小さく見える場合があって、「おもしろい!」と友人も私も感じました。
偶発的に起こって発見したことでしたが、実際の身体の状態とカメラでの映り方にズレが生じるのはオンライン特有の性質だと思うので、次回オンラインでやる時はそういう表現をもっと見つけていけるといいなと思います。
上が“小さくなった”時で、下が“大きくなった”時
次に、ファシリテータとしての気づきとして、表現するのに余白を作る必要性を感じました。それを特に感じた場面が2回ありました。1回目がてあわせ表現をしている時で、「タイミングが合わず難しく感じた。」と感想をいただきました。これは、手を合わせたいとか離したいとかのタイミングを決めつけるような表現を私がしたことに起因しています。いつでも相手を受け入れるようなファシリテーションをしていくことが求められることを改めて実感しました。2回目がストーリーを表現する時で、「具体的に内容が決まりすぎていて、やりづらさを感じた。」と感想をいただきました。ストーリーを決め過ぎてしまったことで、悪い意味で表現者に対して制約を課してしまいました。もっと表現者の立場になることが重要だと思いました。
今後、ファシリテータとしてワークショップを行う時は表現者が自身の表現を出せるような状況を作ることを意識していこうと思います。
今回の個人ワークショップを通じて、表現のおもしろさやファシリテータとして足りないことに気づくことができ、充実した経験になりました。
最後に、ワークショップに参加していただいた友人に心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
(水野伊吹)
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