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【レポート】「のはらハみどり」Cコース第3回報告(2022/6/19)

今期は実習生の多くの方が大学生で,今回は実施日が教育実習に重なった為,参加者が少なくゆったりと落ち着いた講座となりました。


最初は,前回に引き続きワークショップをファシリテーションの視点から振り返り,グループに分かれてディスカッションを行いました。


私たちのグループでは,下記のようなトピックについて話し合いました。

・子どもたちが月1回のワークショップの場でしか会っていないにも関わらず,信頼関係を築けていること。

・1組ずつ皆の前で「てあわせ」をする際に,障害を持つ方が(自分の番ではないけれど)やりたくて前に出てきてしまった。このようなとき,どのように動けば良かったか。

・グループワークの際に特定の参加者のペースに合わせて進めてしまった。他のメンバーにも振って進められたら良かったのではないか。



今回は,参加者の方皆がご自身の現場を持っている方々だったので,ワークショップの話題のみならず,ご自身の経験等を踏まえたお話もすることが出来ました。



続いて,短い時間でしたが,皆で「歩く練習」を行いました。

「皆で歩きましょう」というときに全員が同じ方向に回って歩きがちですが,ファシリテータの「全員の人とハイタッチしてみましょう」というような働きかけやファシリテータ自身が空間をかき回すように歩くことで,皆の歩き方が変わり,自然に視野が広がって色々な人と出会いながら歩くことができます。

歩き方は意識をしていても実は結構難しいので,ワークショップでも引き続き実践を重ねたいと思います。



最後は都田さん(のはらファシリテータ)のプレゼンテーションを行いました。

ご自身の経験を踏まえて,「のはら」のファシリテーションについて他のファシリテーション様式と比較しながらお話いただきました。


都田さんは,「のはら」のファシリテーションの特徴の1つとしてワークショップの在り方を挙げられました。

他のファシリテーション様式では「最終目標はファシリテータがいない状態」としていることが多いが,「のはらでは全員がファシリテータ」としている。

前者は,最初はファシリテータがいないとダメということを前提としているが,「のはら」のファシリテーションでは最初からファシリテータと参加者を分けず,全員が主体的に何か創れる人という前提の下で「全員がファシリテータ」としている。<全員>の自主的な創造性から何かが絶対に湧き出てくると信頼して行っている,とお話されました。


「のはら」の特徴について分かりやすく,楽しく素敵なプレゼンテーションでした!

ご発表いただいた都田さん,ご参加いただいた皆さま,ありがとうございました!


次回7月17日は,第1期の最終回になります!

より充実した講座になるよう頑張って参りますので,次回もよろしくお願いいたします。(水村 麻理恵/写真:水野 伊吹)

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